理念・小櫻助産院について
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小櫻助産院について
選択肢を広げ、母子の力が本来のところまで戻るまで寄り添う
助産院です
理念
選択できる力を持った、
豊かで幸せなお母さんと赤ちゃんを増やす

なぜ助産院をしているのか
NICU(新生児集中治療室)で勤務していた頃、私は「母子のつながり」という言葉に、
どこか疑いを持っていました。
神経を張り詰めさせざる得ない医療現場では、
赤ちゃんの状態は数値やデータで管理され、
処置や判断が優先されます。
そこに母と子の「つながり」が
どこまで影響しているか分からなかったからです。
しかし、NICUで多くの赤ちゃんとお母さんに関わる中で、
赤ちゃんとお母さんは、たとえ物理的にどんなに離れていても、
確実につながっている
と確信する場面を、何度も目にするようになりました。
面会の時間が限られていても、
お母さんの状態が落ち着いた途端に
赤ちゃんの呼吸が安定し,私たちには
見せてくれたことのない表情をお母さんに見せること。
その反対もあります。
お母さんの不安が強い時には
赤ちゃんの状態が揺れること。
そうした場面に幾度も遭遇する中で、
母と子の状態は、想像以上に深く連動していることを
疑いようのない事実として受け取るようになりました。
赤ちゃんが安定し、健やかに育つためには、
赤ちゃんだけケアするのでは足りない。
お母さんの心と体が、どのような状態にあるのかを
観察し、丁寧に整える必要がある。
そう強く感じたことが、この助産院を始める原点になっています。
助産院だからこそできること
NICUをはじめとする大きな医療施設では、
多くの命を守るために、どうしても
「標準化された対応」や「効率」が求められます。
それは必要であり、
多くの赤ちゃんとお母さんを支えてきた
大切な仕組みでもあります。
一方で、
一人ひとりのお母さんの
声のトーンや、表情の変化、
言葉になる前の迷いや違和感まで
丁寧に受けとめ続けることは、
大きな施設では難しい場面もあります。
助産院だからこそできるのは、
その人その人の「今の状態」に合わせて、
関わりの深さやスピードを細やかに調整することです。
話す内容だけでなく、
話さない沈黙の時間も含めて見守ること。
一度きりの関わりではなく、
前回からの変化を踏まえて関わること。
そして、
小さな揺れの段階で気づき、
大きな不安やトラブルになる前に
そっと整えていくこと。
それは、
人数や時間に制限のある現場ではなく、
助産院という小さな場だからこそ可能な、
きめ細かなケアだと感じています。
尊重
小櫻助産院では、
お母さんに代わって決めることはしません。
(緊急時は別です)
「こうした方がいい」
「普通はこうです」
と答えを渡してしまうのは、
一時的には安心につながるかもしれません。
しかしそれは、
本来お母さんが持っている選択する力を、
知らず知らずのうちに奪ってしまうことでもあります。
当院は、育児の基本は
抱っこ・授乳・排泄・清潔・睡眠
この五つを、十分に与えることだと考えています。
特別な方法や高度なテクニックがなくても、
この基本が満たされていくことで、
赤ちゃんの状態は自然と安定し、
お母さん自身も「これでいい」という感覚を取り戻していきます。
だからこそ、
小櫻助産院では「正解の育児」を教えるのではなく、
基本を大切にしながら、
ご自身で選択できる状態に戻ることを何より大切にしています。
迷うことも、立ち止まることも、
選択の過程の一部として尊重します。
必要な情報は提供しますが、
選択し決めるのは、いつもご本人です。
プロフィール

| 名前 | 小櫻麻衣子 |
|---|---|
| 出身地 | 鹿児島県 |
| 免許 | 助産師・看護師免許 (アドバンス助産師) |
| 職歴 | 大学病院 13年 (産婦人科・NICU・手術部) 綾瀬産婦人科1.5年 |
| 強み | 情熱・瞬発力 |
| 趣味 | 登山・ランニング |
感染対策
現在、インフルエンザ等の感染症が流行している背景より、ケア中は、マスク着用のご協力をお願い致します。
ウィメンズ パワー サポート 小櫻助産院の概要
| 院名 | 小櫻助産院 |
|---|---|
| 代表 | 小櫻 麻衣子 |
| 所在地 | 〒102-0084 東京都千代田区二番町一番地,112 |
| TEL | 03-6910-098303-6910-0983 |
| 開院時間 | 月曜日〜金曜日 9:00~17:00 |
| 連携・提携病院 | 千葉西総合病院 おおたかの森ウィメンズケアクリニック 古屋産婦人科 |
| 支払い | 現金 振込み |
