血の戦いは血で制す
2025/04/26
かつての部署、手術部で私に降ってきた言葉がある。
「血の戦いは血で制す」
どれほど出れば気が済むのか
という出血
鹿児島県全域の血液はなくなり、
ヘリで福岡、熊本から血液が届く事態に。
そして、最後は生血(輸血部がある場所でしたから
最終手段だったのでしょう)
止まらなかった血が
ぴたっと止まった。
私はあの光景を目にしたとき、
血の戦いは血で制す
のだと知った。
ことあるごとに献血には行っていましたが、
一度、血液が血管から大量に漏れてしまい、
私もそのことに気づかずぼーっと献血を受けていたら、
後々、手が動かなくなり
それがトラウマとなって
献血が怖くなっていました。
4年前は意を決して受付まで済ませたのに、
怖気抱いてキャンセルする始末。
それでも今日、乗換のため有楽町駅に向かうと
「あと40名の方の血液が必要です」という声
無視して通りすがるものの
必要と言われたら、なんか気になる。
周囲を大きく3周程してエレベーターのボタンを押す。
なかなか来ない。
これはやるなということだな
と理由をつけて駅に向かう。
でも、なんか気になり
何故、今日は献血する気持ちになったのかというと
朝の目覚めが抜群に良かったのです。
しかも最近、食事にめちゃくちゃ気を使い、
血液状態が最高であると感じていました。
この血なら堂々と使って頂きたいと。
そして、チーン。
着きました。
献血ルーム🩸
人がたくさんいて、一先ずホッとする。
受付の方から「21年ぶりですね」といわれ、
そんなに昔のこと引きずって生きて来たのかと思うと
ゾッとした。
今日こそ、ケリ付る!
一通り問診され、久しぶりのマークの
レッドタグをかけられる苦笑😅
飲み物コーナーへ
私はとうもろこしが大好きなので、
コーンポタージュを飲む
75番の方、血圧どうぞ
111/67 脈91
ミャク91?
91?
私、相当緊張してる
(普段56くらい)
そして、処置室へ通され、採血台へ
そこの担当の看護師さんの言葉に救われた
随分お久しぶりですね
はい、実は、以前献血の時に、血管から血が漏れて
全く気づかなくて、それ以来、献血が怖くて
看護師さんは、
そうでしたか。
辛い思いをさせて、本当にごめんなさいね。
と言ってくださいました。
いや、私は当時の看護師さんを微塵も悪く思っていないのです。
とても誠実に対応してくださいましたから。
看護師さんは、あなたの血管、立派。
立派な故って感じだったのかもね
とその時の状況を癒してくださいました。
ほんの一言で救われるって、こういうことだったんだ
と改めて感じました。
そして、無事に右腕から400ミリの採血が終わり、
清々しい気持ちで献血ルームを後にしたのでした。
血の戦いは血で制す🩸
トラウマは血によって完結しました。
今日は私にとって記念すべき日
必要な方に届くと良いです。
でも、輸血しなくてもよいことが1番☝️ですね!
長文お読みいただき、ありがとうございます😊