芸術

2025/09/24


昨日、「秋季皇霊祭遥拝」というご神事を見学させていただきました。

そこで私は日本の「美」をまた一つ知ることができました。

それは宮司さまの所作。
小さな動きと大きな動きの連動が絶妙で
拝礼,特に柏手の響きには驚愕しました。

全く大きな音でないのです。

ぽーん
 
ぽーん

と、まあーるく、本当に優しく温かく厳かで
小さいのですが心に残るんです。

「美」とはこういうことなのだと感じました。
正に芸術でした。

なにかこれまでの自分が非常に恥ずかしくなる体験でした。
(私の柏手は、バチンバチンと強調されていて
下品な感じ)

それで、まあるい音がでないか練習するんですが、
出るわけないですよね。
数が違いますもの。

そして、そこの宮司さまは非常に尊敬されていることも
伝わりました。
何故なら、最後の柏手は神職の方々総勢20名ほどで同時に捧げていましたが、
ピタッと揃っているんです。

凄い組織だなと感じました。
それもそのはず、宮司さまは
早朝5時ころから参道を掃き清めていらっしゃいますから。
ほうきで。
サッサ,サッサと機敏なんですよ。
気絶しそうですよ。

日々の積み重ねが如何に大切か体感した
秋分の日でした。