体験の重要性

2023/06/22



インスタを開くと目がぐるぐるまわります。
そのため、ブログに少し詳しくアップさせていただきます。

Eさん一家の末っ子ちゃん。
全身を使って遊びまくって、髪留めがいまにもおっこちそうです。
土にまみれて、てんとう虫を手でつまんで、見せてくれました。
なんと豊かな体験を、この貴重な幼少期に獲得しているのだろうと
いつも感じずにはいられません。


生命とリズム
三木成夫先生
のご著書の一節にこのようなことが書いてあります。


対談場面の一節
「今の子どもたちは、まだ純朴な、自然なものを持っているときなのに、
もうすでにロボットみたいに作られていくということを、
とても感じるんですよね。

昆虫にしても、図鑑を見て、分類とか、頭とか胴としっぽということを
「知識」では実によく知っている子が、その虫自体には絶対に触れないんですよね。

中略

触れるが抜けてしまって、見るだけ。

この本は2013年が初版ですが、現代の子育てにおいて、
非常に重要なことを教えてくださっているのではないでしょうか。


お母さん方はどちら派ですか?
チャットGPT派
それとも体験・経験派


当院は体験・経験派です。
チャットGPT、
膨大な情報量です。
調べればすぐに出てきて、
その情報を用いて、なんでもできると思います。
すごい技術です。

体験・経験派は、結果だけ見れば少しばかり劣っているように
「見える」かもしれませんが、しかし、「観る」人からすれば、
体験派の方が優れているかも知れません。
どちらがいいかは、数十年後に分かるのだと思います。

ただ、一つ言えることは、「自然の法則」から逸脱しない
このことに尽きると思います。


昨日、インド料理をアップさせていただきました。
既にご存知だと思いますが、
世界のトップ企業のCEOはインド人が多くを占めています。
インドは、インフラ整備はこれからの国です。
その国から、多くのCEOが排出されているのです。
そして、面白い記事も見ました。
インフラ整備を国が進めていても、人々があまり乗り気でないという
記事です。全てということではないと思いますが、
私は「人々が乗り気ではない」という部分に
気づきがありました。



しかし幼少期のあの巧みに身体を使った遊び、
平気で虫を触れる冒険心
あの時期だからこそだと思います。
私はもう、触れなくなりました。