基礎を磨く

2025/09/11



最近、感動した書籍に出会いました。
宮大工 小川三夫さんの
「棟梁」
「不揃いの木を組む」
「木のいのち木のこころ」
という本です。

こちらの本を読ませていただくだけで精神が,魂が研ぎ澄まされていくような感覚に
なります。その文字に,言葉に,重さと深さがあり
職種は全く異なりますが多くのことを学ぶことができます。

本の一説にこのような文章がありました。
宮大工は数十年持てばいいという建物をつくっていない。
何百年単位の建物をつくっている。
だから、慌ててできるようになる必要はない。
ゆっくり覚えていく方がいいと

「要領よくやって褒められる仕事もあるだろうが、
うちのように一つ一つを確実に積み重ねていく仕事には
そういうものはいらない

急がなければ不器用な子でも一つ一つ納得いくまでやって
階段を上がっていく
鵤工舎(いかるがこうしゃ)はそれを待ってる。
こうした子供は上手になってくれたら強いわ。」

(棟梁より抜粋)
本当にその通りだと感じます。
しかし、大事なことがあるようで
待つことはできるけれど、途中で挫折してしまう子供が
いるようですが、それは愛情をかけてもらえなかった子供が
挫折しやすいようです。

愛情とはなにでしょうか。


私は不器用なお母さん好きですね
何故なら、一生懸命だからです
そのようなお母さんは、本当に強いですよね
今が強いということではありません
今は、よわよわですよ
でも、あとで強さが分かるんですよ

効率よくタスクのように育児をこなして
ゆとりがあるお母さんもいれば

目の前の赤ちゃんに翻弄されながらも
一生懸命のお母さんもいます

どちらがいいとかわるいとかはありませんが、
大型になるのは後者の方であるのは確かな手ごたえですね

他の人と比べる必要は一つもありません
基本的な
清潔
食事
睡眠

これを徹底することが何よりも大切
これが無敵の基盤

地味ですが、この清潔,食事,睡眠が整っているお母さんと赤ちゃんの
回転率といったらすごいですよ
ある時、突然ぶっ飛びますから。

それを目撃するのが密かな趣味です。